創業は35年というママさん、はじめの10年はスナックで、その後、新宿のやきとりの老舗・宝来家ののれん分けを、その数年後、板前の山本さんが入り、現在の居酒屋スタイルになったそうです。
新宿・宝来家ののれん分けというだけに、やきとりは定番。冬場にはこれにおでんが加わる。ほかに「売り」としては、トマトや野菜は福島から、毛ガニ・鮭・鱈・ホッケは北海道から、たけのこなら京都長岡からというように、旬のものを産地から直送で仕入れるこだわりとか。お客様がご要望をあらかじめ伝えれば、それを産地から取り寄せてくれるそうです。
そういえばカウンターには大分むぎ焼酎・由布岳というラベルが貼られた焼酎と、なんと宝来家オリジナルラベルの貼られた生貯蔵酒が置かれてある。この宝来家ラベルの日本酒は今年の5月からお店に並べるようになったとか。
お酒にもこだわりが感じられる。
客層を伺うと「地元の人はもちろん、時々、演劇や映画関係の方や、作家の先生、フラメンコを教えている先生や、この間はプロボクサーも」とさまざま。
お客様に評判のメニューは、産直物のほか、とり唐揚げ、茄子ソーメン、すいぎょうざに、揚げいもサラダ。この「揚げいもサラダ」は、野菜は全てかつらむきで手間が掛かるので前もって注文が必要だが、ボリューム満点で喜ばれるそうです。 茄子ソーメンをいただいてみると、茄子にゴマとラー油の風味の利いたピリ辛の麺つゆと、コシのあるソーメンが実にうまい。鬱陶しい梅雨時や夏にはピッタリの逸品!
最後にママさんが「私はお客様の回転率より、一人ひとりのお客様にゆっくり落ち着いて飲んでいただきたくて、だから時には満員でせっかく来てくださったお客様にお帰りいただくこともあります。本当に申し訳なくて」と。
うーん、いいお店ですよ。 |